上がったのは鉄鋼・非鉄、電機・精密、機械です。米国の半導体大手マイクロン・テクノロジーの決算をきっかけに、AI・半導体に関わる会社が買われ、1日には日経平均が大きく上げました。電機・精密には半導体の製造装置や電子部品の会社が、鉄鋼・非鉄にはデータセンター向けの電線や半導体の材料を作る会社が入っています。2日も、株式分割を発表した三井金属が買われ、非鉄金属が業種別の上昇率で首位でした。
下がったのはエネルギー資源、医薬品、不動産で、17業種のうち12業種が下げました。1日は半導体関連に買いが集まる一方で、石油・石炭製品や銀行業、保険業が売られています。
今週は、9月29日が3月決算の会社の中間配当の権利落ち日でした。配当の多い会社が多い業種ほど、配当の分だけ値段が下がりやすい日で、今週の下げにはその分も含まれています。ETFの場合、受け取った配当は、あとで分配金として持っている人に支払われます。
1日に発表された日銀短観では、全規模・全産業の業況判断が高い水準となり、AI需要を背景にした製造業の底堅さが確かめられました。原油は、2日にG7が石油備蓄を4カ月で1億バレル協調して放出することを決め、米国の原油先物が下げています。
来週は、6日の植田和男日銀総裁の発言に注目が集まっています。米国の10年国債の利回りは5.2%台と高い水準が続いていて、日米の金利の動きは、銀行や不動産のように金利に敏感な業種に効きやすい材料です。きっかけごとの業種の並びは、順路のページにまとめています。
