きっかけから見る順路
円安・円高・原油・金利・景気の局面。きっかけごとに、過去に強く動きやすかった業種と、日本と米国で見るETFを並べています。
ここに並べているのは「過去にそうなりやすかった」という傾向の整理で、買い推奨ではありません。日本株はこの順番どおりに回らないことも多く、円安や原油のような景気以外の要因が先に効くことがあります。きっかけから業種を引いたら、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「日足・週足・月足の使い分け」から読めます。
円安のとき
輸出で稼ぐ自動車が強くなりやすい。金融と銀行は、円安と同時に来やすい金利上昇で買われる面が大きい。
指標の見方(nyanvestの教科書):日銀の金融政策決定会合とは? / FOMCとは?
円高のとき
原材料を輸入する食品・医薬品と、通信会社のように国内の需要が中心の会社を含む情報通信が相対的に強い。輸出の自動車・電機は弱くなりやすい。米国側は円高・円安で選び分けるものではないので、景気の局面で選ぶ。
指標の見方(nyanvestの教科書):日銀の金融政策決定会合とは? / FOMCとは?
原油が上がるとき
資源を持つ商社・鉄鋼非鉄・エネルギー資源が強い。米国ではXLEとXLBがそのまま対応する。1629は分類上XLIだが、この局面ではXLEと一緒に動く。
原油が下がるとき
燃料費が下がる電力・ガス、原材料が安くなる食品・素材化学と、燃料費が下がる航空(運輸・物流の一部)が相対的に強い。米国ではXLUとXLP。
金利が上がるとき
利ざやが広がる銀行と、運用利回りが上がる保険が強い。米国ではXLF。不動産とREITは逆に弱くなりやすい。
銀行ETF(1631)はXLFの日本版ですか? / FOMCや日銀の会合の日、業種ETFはどこを見ればいいですか?
指標の見方(nyanvestの教科書):FOMCとは? / 日銀の金融政策決定会合とは? / 消費者物価指数(CPI)とは?
東証で見るETF
金利が下がるとき
借入コストが下がる不動産、配当利回りが相対的に良く見える電力・ガスが強い。情報通信も金利低下では買われやすい。米国ではXLRE・XLU・XLK。ただし1626は通信・人材・ゲームなどの寄せ集めで、米国の成長株のようには動かない。
電力・ガスETF(1627)とXLUは同じですか? / FOMCや日銀の会合の日、業種ETFはどこを見ればいいですか?
指標の見方(nyanvestの教科書):FOMCとは? / 日銀の金融政策決定会合とは?
回復(金融相場)
金利が下がりきり、金融緩和で株が上がり始める局面。銀行・金融・不動産が先に動く。米国ではXLF・XLRE・XLY。金利が下がりきった局面で銀行が先に動くのは、景気回復を先取りして貸出と利ざやの改善が意識されるため。金利上昇の局面で買われる理由とは別。
指標の見方(nyanvestの教科書):日銀短観とは? / GDPと小売売上高とは?
好況(業績相場)
企業業績が伸びて株を押し上げる局面。設備投資の機械、電機・精密、素材化学が強い。米国ではXLK・XLI・XLB。
指標の見方(nyanvestの教科書):日銀短観とは? / 米国の雇用統計とは?
後退初期
景気の天井が見え、インフレと資源高が残る局面。エネルギー資源・鉄鋼非鉄・商社が最後に強くなる。米国ではXLE・XLB。
指標の見方(nyanvestの教科書):消費者物価指数(CPI)とは? / 日銀短観とは?
不況
景気が落ちて、それでも需要が減らない業種に資金が逃げる局面。食品・医薬品・電力ガス。米国ではXLP・XLV・XLU。
指標の見方(nyanvestの教科書):GDPと小売売上高とは? / 米国の雇用統計とは?