FOMC(米国の金融政策を決める会合)の結果は、日本時間の明け方3時か4時に出ます。日銀の金融政策決定会合の結果は、会合の最終日の昼ごろに出ます。どちらも、まず動きやすいのは金利に近い業種で、対応表でいうと1631(銀行)、1632(金融(除く銀行))、1633(不動産)、1627(電力・ガス)です。
ここに書くのは「どこを見るか」の整理です。結果がどちらに出るか、業種がどちらに動くかを当てるものではありません。
結果が出る時刻
FOMCの声明は、米国東部時間の午後2時に出ます。日本時間では、米国が夏時間の時期(3月第2日曜〜11月第1日曜)は明け方3時、冬時間の時期は明け方4時です。東証が開いている時間ではないので、結果は翌朝9時の寄り付きにまとめて出ます。
日銀の会合は、最終日の昼ごろに結果が出ます。何時に出るかは決まっていません。東証の昼休み(11時30分〜12時30分)の前後に出ることが多く、出た時点で東証は取引中か、昼休みのあとすぐ再開します。
会合の日程は、このサイトの経済指標の予定に並べています。月ごとの全体は、姉妹サイト nyanvest の経済指標カレンダーでも見られます。
まず見る業種:1631・1632
金利が上がる方向の結果が出ると、銀行(1631)と、保険・証券を含む金融(除く銀行)(1632)の名前が挙がりやすくなります。銀行は預金と貸出の金利の差で、保険は運用する債券の利回りで稼ぐからです。くわしくは「金利が上がると、どの業種が話題になりますか?」に書いています。
日銀の会合で効きやすいのは、日本の金利で稼ぐ3メガバンクが中心の1631です。FOMCで効きやすいのは、米国の金利と、その先の円相場です。FOMCの結果で円相場が大きく動いた朝は、金利よりも円安・円高の列(順路)のほうが先に効くこともあります。
反対側の業種:1633・1627
不動産(1633)と電力・ガス(1627)は、借入れが大きく、配当で買われることも多い業種なので、金利が上がる方向の結果では弱くなりやすいとされます。金利が下がる方向なら、その逆です。こちらは「金利が下がると、どの業種が話題になりますか?」にまとめています。
米国の業種ETFはどう見るか
FOMCの結果は、米国では取引時間の中(午後2時)に出ます。XLF(金融)やXLRE(不動産)、XLU(公益)は、その日の午後のうちに動きます。日本時間の朝、このサイトの朝の地図を開くと、結果が出た日の米国の11セクターの並びを、日本の17業種の上に重ねて見られます。
会合の前後で、気をつけること
会合の前は、結果を待って売り買いが細りやすく、結果が出たあとは値段が大きく動きやすくなります。業種ETFは、もともと売り買いの少ない本もあるので、指値で注文するかどうかも含めて考えておくと慌てません(「指値と成行、ETFではどちらで注文しますか?」)。
FOMCや日銀の会合が何を決めているのかは、nyanvest の教科書「FOMCとは?」「日銀の金融政策決定会合とは?」に図で書いています。発表日をまたいで持つかどうかの考え方は「経済指標の発表日はどうする?」にあります。
私はこう見ています
会合の日は、結果の中身より先に、日本の10年国債利回りと円相場がどちらに動いたかを見ています。そのあとで1631と1633を並べて、どちらが強かったかを確かめます。金利と業種の並びが同じ方向を向いているかどうかが分かれば、その日の動きは読みやすくなります。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「日足・週足・月足の使い分け」にまとめています。