使えます。私は個別株を、週足で方向を決めて、日足で入る場所を決める、という順番で見ています。セクターETFも同じ順番で見ています。
ただ、セクターETFには個別株と違うところが3つあって、そこを知らずに同じ感覚でやると、ずれます。
1. 出来高が薄い
TOPIX-17のETFは、1本あたりの純資産が数十億〜百数十億円と、個別株の大型銘柄に比べれば小さく、日々の売買も薄い銘柄が多いです。個別株で「出来高が伴っているか」を見る癖があると、セクターETFでは出来高の棒がほとんど動かず、判断に使えません。
私は、セクターETFの出来高はほぼ見ていません。代わりに、そのETFの中身の大きい銘柄(1631なら三菱UFJ(8306)、1629なら三菱商事(8058))の出来高を見ています。ETFは中身の株価をなぞるだけなので、中身が動いているかを見るほうが早い。
2. 動きが緩やかで、ヒゲが少ない
ETFはその業種の会社をまとめて持つので、個別株のような急騰・急落が少なく、ヒゲも短い。ただし「平均」ではなく、時価総額の大きい会社ほど重く効きます。1622ではトヨタ(7203)1社で指数の半分近くを占めるので、1622のチャートはトヨタのチャートにかなり似ます。週足の形はきれいに出ますが、日足で「押し目が線で止まった」という判断は、個別株より曖昧になります。
私は、セクターETFの日足では線を1本に絞っています。25EMAだけ。75EMAや200EMAまで引くと、動きが緩やかな分、どの線で止まったのか区別がつかないからです。
3. 「業種が合っている」と「入るタイミング」は別
これは個別株と同じですが、セクターETFではとくに混ざりやすい。順路のページで「円安だから自動車」と業種を選ぶところまでが前半で、1622をいつ買うかは後半です。業種が合っていても、週足が下向きなら入りません。

実際の見方
週足で、25EMAの向きとRSIの位置を見て、方向を決めます。方向が上なら、日足に切り替えて、25EMAへの押し目を待ちます。方向が決まらなければ、そのETFは見ません。個別株と同じです。
セクターETFの利点は、この判断を「業種ごとに1本」で済ませられること。銀行が良さそうなら1631だけ見ればいい。三菱UFJと三井住友と、みずほを全部見る必要がない。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「日足・週足・月足の使い分け」にまとめています。