半導体ETFは、セクターの地図のどこに置けばいいですか?

/ 更新

Q. 半導体ETFは、セクターの地図のどこに置けばいいですか?

このサイトの対応表は「業種」で作っていますが、実際に人気があるETFはテーマ型、とくに半導体です。それを地図のどこに置くか、という話です。

半導体は電機・精密が中心

TOPIX-17に「半導体」という業種はありません。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)といった半導体の会社は、ソニーグループ(6758)や日立製作所(6501)、村田製作所(6981)と同じ「電機・精密(1625)」の中にいます。ただ、ディスコ(6146)のように「機械(1624)」に入る会社や、信越化学工業(4063)のように「素材・化学(1620)」に入る会社もあります。

だから半導体ETFは、対応表で言えば「1625を中心に、半導体に関わる会社を業種をまたいで集めたもの」の位置になります。1625が動く理由の何割かは半導体で、半導体ETFはその部分を濃くしたものです。

東証で買える半導体ETF

大きく2種類あります。

米国の半導体を買うもの。 346A(NF・米国株S&P500半導体ETF)は、S&P500の半導体・半導体製造装置の会社(エヌビディア、ブロードコム、AMDなど)を円で買えるETFです。中身は米国なので、対応表で言えばXLK(米国・情報技術)の半導体部分に当たります。

日本の半導体を買うもの。 日経半導体株指数に連動するETF(200A・213A・221A)は、東京エレクトロンやアドバンテストなど日本の半導体関連30銘柄が中身です。電機・精密(1625)の会社が中心ですが、機械(1624)や素材・化学(1620)に分類される半導体関連の会社も入っているので、1625 の一部だけを切り出したものではありません。ほかに、指数の作り方が違う2644(半導体関連)と282A(上位10社)もあります。

同じ「半導体ETF」でも、中身が日本か米国かで、対応表の左に置くか右に置くかが変わります。

どう見るか

半導体ETFを見るときは、1625と一緒に見るのが分かりやすいです。1625が上がっていて半導体ETFも上がっているなら、半導体主導の相場。1625が横ばいで半導体ETFだけ上がっているなら、1625の中の半導体以外の会社(ソニーグループや日立製作所など)が弱いか、半導体ETFに入っている機械や素材・化学の会社が強いか、のどちらか。逆に半導体ETFが下がって1625が持ちこたえているなら、半導体以外が支えている。

この関係は、TradingViewの「比較」で1625に半導体ETFを重ねると1枚で見えます(やり方は別の記事で書いています)。

米国側との対応

米国では、半導体はXLK(情報技術)の中の大きな部分です。半導体だけのETFとしては、SMHやSOXXのような銘柄があります。346Aは、そのS&P500版を円で買えるようにしたものと考えると位置が分かります。

気をつけること

半導体は、セクターの中で一番値動きが大きい部分です。1625よりも上にも下にも大きく動きます。順路のページの「好況(業績相場)」で強い業種として電機・精密を挙げていますが、半導体ETFは、その中でも景気の波を受けやすい半導体の会社に絞っているので、好況で大きく上がり、後退で大きく下がりやすくなります。業種の見方に加えて、値動きの大きさを頭に入れておいてください。

セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。その手法は私のnoteに書いています。

関連する質問

毎週日曜に、今週のセクターをメールで届けます

その週に強かった業種・弱かった業種と、そのきっかけをまとめて届けます。登録は無料で、いつでも解除できます。