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米国のCPI・雇用統計の発表の日、業種ETFはどこを見ればいいですか?

Q. 米国のCPIや雇用統計が発表される日、業種ETFはどこを見ればいいですか?

米国のCPI(消費者物価指数)と雇用統計は、米国東部の時間で朝8時30分に出ます。日本時間では、冬時間の時期は22時30分、夏時間の時期は21時30分です。発表の直後にまず動くのは米国の金利とドル円で、業種ETFはその夜のニューヨークの取引と、翌日の東証で見ます。

ここに書くのは「どこを見るか」の整理です。結果がどちらに出るか、業種がどちらに動くかを当てるものではありません。

発表の日は、どんな流れになりますか?

米国の労働統計局(BLS)が、CPIと雇用統計を、どちらも東部時間の8時30分に出します。ニューヨークの通常の取引が始まるのは、その1時間後です。

米国のCPI・雇用統計の日の流れ(日本時間・冬時間)。22時30分に指標の発表、23時30分にNYの取引開始、翌6時にNYの取引終了、翌9時に東証が開く。夏時間はどれも1時間早くなる
米国のCPI・雇用統計の日の流れ(日本時間・冬時間)。22時30分に指標の発表、23時30分にNYの取引開始、翌6時にNYの取引終了、翌9時に東証が開く。夏時間はどれも1時間早くなる

雇用統計は月の初めの金曜、CPIは月の半ばに出ることが多いですが、日付は月によって変わります。正確な予定は、BLSの発表予定表か、nyanvest の「経済指標カレンダー」で確かめてください。

発表の直後は、何が動きますか?

物価や雇用の数字は、米国の金利の見通しを左右します。そのため、発表の直後には、米国の国債の利回りと、ドル円が先に動くことが多くなります。

業種ETFの動きは、そのあとのニューヨークの取引で表れます。東証の業種ETFは、日本時間の夜には取引がないので、翌朝の東証で表れます。

まず、どの業種を見ればいいですか?

金利が動いた夜に、まず見るのは金利に近い業種です。米国ではXLF(金融)、XLRE(不動産)、XLU(公益)、それに金利に敏感な会社が多いXLK(情報技術)です。

金利が動いた夜にまず見る業種。米国の夜はXLF・XLRE・XLU・XLK、翌日の東証は1631銀行・1632金融(除く銀行)・1633不動産・1627電力・ガス
金利が動いた夜にまず見る業種。米国の夜はXLF・XLRE・XLU・XLK、翌日の東証は1631銀行・1632金融(除く銀行)・1633不動産・1627電力・ガス

翌日の東証では、1631(銀行)、1632(金融(除く銀行))、1633(不動産)、1627(電力・ガス)です。この並びは「FOMCや日銀の会合の日、業種ETFはどこを見ればいいですか?」と同じです。ここに書くのは、過去にそうなりやすかったという傾向です。いつもそうなるわけではありません。

米国の金利と日本の業種は、同じ向きに動きますか?

いつも同じ向きとは限りません。日本の金利は日銀の動きで決まるので、米国の金利が上がっても、日本の金利は動かないことがあります。米国の動きが日本の業種に出るときも、為替を通じて、輸出の業種に出ることがあります。

前の晩の米国の動きが、翌朝の東証のどこに出やすいかは「米国のセクターETFは、日本時間の何時に動きますか?」に書いています。

チャートで見る

1631(銀行)の日足と、米国の10年国債利回り(US10Y)を、左端を0%とした変化で並べたものです。米国の金利が動いた週に、日本の銀行の業種がどう動いたかを見比べられます。

1631(銀行)と米国の10年国債利回り(US10Y)の日足比較(2026年11月)
1631(銀行)と米国の10年国債利回り(US10Y)の日足比較(2026年11月)

このチャートをTradingViewで開く:1631(銀行)・米国の10年国債利回り(US10Y)(紹介リンクです)

私はこう見ています

私は、発表の夜は値段を追わず、翌朝に米国の10年国債の利回りとドル円のチャートを見てから、1631と1633の寄り付きを確かめるようにしています。発表の直後は動きが大きく、すぐに向きが変わることも多いからです。

セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「米国の雇用統計とは?」と「経済指標の発表日はどうする?」にまとめています。

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