米国のセクターETF(XLKやXLE(米国・エネルギー)など)は、ニューヨークの取引所が開いている時間に動きます。日本時間でいうと、米国が夏時間の時期は22時30分から翌朝5時まで、冬時間の時期は23時30分から翌朝6時までです。東証とは重ならないので、米国の動きは、翌朝9時からの東証に持ち越されます。
夏時間と冬時間
米国の通常の取引時間は、現地時間の9時30分から16時までです。米国には夏時間があり、3月の第2日曜から11月の第1日曜までは時計が1時間進みます。日本には夏時間がないので、日本時間で見ると、取引時間が1時間ずれます。
| 時期 | 日本時間の取引時間 |
|---|---|
| 夏時間(3月第2日曜〜11月第1日曜) | 22時30分〜翌5時 |
| 冬時間(11月第1日曜〜3月第2日曜) | 23時30分〜翌6時 |
この前後にも、通常の時間の外で取引できる時間がありますが、売り買いが少なく、値段が飛びやすくなります。日本の証券会社で米国のETFを売買するときに、どの時間に注文できるかは、証券会社ごとに違います。使っている証券会社の案内で確かめてください。
東証に上場している、米国株に投資するETF(346Aなど)は、東証の取引時間(9時〜15時30分)に売買します。米国の取引時間とは別なので、前の晩の米国の動きは、東証が開いたときの値段にまとめて出ます。くわしくは「東証に上場している米国株ETF(346Aなど)と、XLKは何が違いますか?」に書いています。
翌朝の東証の、どの業種に出やすいか
米国のセクターの動きが、そのまま日本の同じ名前の業種に出るとは限りません。それでも、中身の近い組み合わせでは、前の晩の米国の動きを手がかりに、朝の東証を見る人は多くいます。対応表の行でいうと、次のような組み合わせです。
- XLK(情報技術)と1625(電機・精密):XLK(米国・情報技術)の上位には半導体の会社が多く入っています。前の晩に米国の半導体株が大きく動くと、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)のような半導体の装置や検査の会社が、朝から動きやすくなります。ただ、1625にはソニーグループ(6758)や日立製作所(6501)も入っているので、XLKと同じ大きさでは動きません(「「電機・精密」ETFはXLKの日本版ですか?」)
- XLE(エネルギー)と1618(エネルギー資源):どちらも原油の値段に近い業種です。前の晩に原油が大きく動くと、INPEX(1605)やENEOSホールディングス(5020)が朝から動きやすくなります(「エネルギー資源ETF(1618)とXLEは同じですか?」)
- XLF(金融)と1631(銀行):米国の金利が大きく動いた翌朝は、日本の金利と円相場も動きやすく、銀行株に出ることがあります。ただ、日本の銀行は日本の金利で稼ぐので、つながりは前の2つより弱くなります(「銀行ETF(1631)はXLFの日本版ですか?」)
同じ晩に円相場が大きく動いていれば、米国のセクターより、円安・円高のほうが先に効くこともあります。

朝のうちに並びを見る
このサイトの朝の地図では、前の晩の米国の11セクターの動きを、日本の17業種の対応表の上に重ねて表示しています。どの業種の米国側が強かったか、弱かったかを、東証が開く前に1枚で見られます。
私はこう見ています
朝は、米国の11セクターの並びを見たあと、円相場を確かめてから東証の寄り付きを見ています。米国で強かったセクターと、日本で対応する業種が、寄り付きのあとも同じ方向を向いているかどうかを見ると、前の晩の動きがどこまで効いているかが分かります。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「日足・週足・月足の使い分け」にまとめています。